日時 | 書名 | 著者 | 出版社 | 出版年 | 完否 | 備考 |
2006年 5月10日 | 韓国語はじめの一歩 | 小倉紀藏 | ちくま新書 | (2000) | ○ | 2006年からNHK講師でキゾウ式韓国語講座をされている。氏の韓国での活動が偲ばれる?しらぬ。 |
2006年 5月10日 | TUGIMI | 吉本ばなな | 中央公論社 | (1991) | ○ | ロシアで人気の日本若い作家との紹介があった。自然と心理の描写が良い。この感性はこの時代の若い女性の特有のものか |
2006年 5月14日 | 言葉が通じてこそ、友達になれる(韓国語を学んで) | 茨木のり子、金裕鴻 | 筑摩書房 | (2004) | ○ | NHK韓国語講師の金氏と弟子との対話 |
2006年 5月15日 | 韓国言語風景(揺らぐ文化・変る社会) | 渡辺吉鎔 | 岩波新書 | (1996) | ○ | 韓国の歴史と現在が、ハングル・日本語との対比して述べられ興味深い |
2006年 5月17日 | 山ん中の獅見朋成雄 | 舞城王太郎 | 講談社 | (2003) | ○ | 推理小説なんだろうか。漫画チックで擬態語が多く、面白くない。 |
2006年 5月19日 | 韓国がわかる。ハングルは楽しい | 金裕鴻 | PHP新書 | (2002) | ○ | 韓国・韓国語の初歩を一通り網羅。最終章の文例は良く纏まっている。 |
2006年 5月20日 | ノルウェーの森 | 村上春樹 | 講談社 | (1988) | ○ | 同年代の作家。学生時代が懐かしい。性描写が多いのは当時の時代が要求したものと思う。今はどのようなものを書いているのだろう? |
2006年 5月21日 | みなみらんぼうの一歩ニ歩山歩 | みなみらんぼう | 中央公論社 | (2000) | ○ | 筆者には1997/05/02瑞墻山でお会いした。ファミリー登山の様子で周りからの声にも大きな声で応対されていた。 |
2006年 5月24日 | スウェーデン四季暦 | 訓覇法子・ブーモッスベリィ(画) | 東京書籍 | (1994) | ○ | 精神病医として現地で活動された。スウェーデンの風景と現場を通した記述が良い。 |
2006年 5月25日 | スカンジナビア・ノスタルジア | 柳沢小実 | PHP研究所 | (2005) | ○ | 陶器、編物、デザインなど北欧での買物指南書。 |
2006年 5月26日 | スウェーデンの小さな庭から | ビヤネール多美子 | オークラ出版 | (2005) | ○ | 日本の女性ジャーナリストにこのような人がいる事に驚く。題名はささやかだが活動は大きい。日本人ノーベル賞受賞者の案内も引受けている。 |
2006年 5月26日 | カナ発音つき ハングル常用会話辞典 | 金容権 韓龍茂 金安淑 | 南雲堂フェニックス | (1996) | △ | 単なる辞典の形式になっている。少し古くなってしまった感がある。 |
2006年 5月27日 | 韓国語のスラング表現 | 李明姫 趙怡華 | 明日香出版 | (2004) | △ | 初学者にとってこの手の本はまだ早い。 |
2006年 5月28日 | 北欧 デザインと美食に出会う旅 | 鈴木緑 | 東京書籍 | (2001) | ○ | スウェーデン、デンマークでの家具・デザインの話題が中心。忙しい旅。 |
2006年 5月29日 | オスロに暮らす | ノルウェー日本人会 | 日本貿易振興会 | (1990) | ○ | かなり古いが、現地で暮らすに必要な知識を網羅している。 |
2006年 5月29日 | スウェーデン 大自然が呼吸する白夜の国(遊名人ブック) | 邸景一 | 日経BP | (2001) | ○ | スウェーデンの主な名所案内 |
2006年 5月29日 | ノルウェーの昔話 | アスビョルンセン、モー | 福音館書店 | (2003) | ○ | 児童向けの本。王様、お姫様、兄弟姉妹、灰つつき、トロル、動物等が登場する。三回以上同じ話が繰り返す。 |
2006年 5月30日 | ハングルへの旅 | 茨木のり子 | 朝日新聞社 | (1989) | ○ | 韓国語初学者で詩人の韓国の旅。 |
2006年 6月 2日 | 入門韓国語 | 松原孝俊 金延宣 | 東方書店 | (1995) | ○ | 韓国語入門向。重要ポイントを的確にまとめている。 |
2006年 6月 3日 | 遊んで、遊んで、遊びました リンドグレーンからの贈り物 | シャスティーン・ユンググレーン | ラトルズ | (2005) | ○ | 童話作家リンドグレーンのインタビュー。 |
2006年 6月 3日 | アンデルセン下さい | ひらいたかこ 磯田和一 | 東京創元 | (1988) | ○ | やや古いが手書きの画と文字の旅行記。現在はどのような活動をしているのか? |
2006年 6月 5日 | 近江の山を歩く | 草川啓三 | ナカニシヤ出版 | (2000) | △ | 印象的な一枚の写真で一山を纏めている。 |
2006年 6月 5日 | ぎふ百山を登る | ぎふ百山を登る会 | 岐阜新聞社 | (2006) | △ | 私の未踏の山も多い。地図は車でのアプーチには良いが、登山には自前で用意する必要がある。 |
2006年 6月 5日 | 妻とふたりで山歩き | 小浜浩三 | 光人社 | (1999) | △ | 可也本格的な登山を指向している。 |
2006年 6月 5日 | 北欧/バルト3国(JTBのポケットガイド) | 佐藤真理子 | JTB | (2000) | △ | JTB観光案内書。 |
2006年 6月 5日 | 北欧(エアリアガイド海外) | 昭文社 | 昭文社 | (1999) | △ | 昭文社観光案内書。 |
2006年 6月 8日 | ニルスのふしぎな旅 | ラーゲルレーヴー(訳:香川鉄蔵・香川節) | 偕成社文庫 | (1995) | ○ | スウェーデンの大地を舞台にした児童文学。100年前に書かれた環境意識などに、また親子二代に亘る翻訳に驚く。 |
2006年 6月10日 | 北欧(読んで旅する世界の歴史と文化) | 百瀬宏・村井誠人 | 新潮社 | (1996) | ○ | 自然・歴史・政治・文化・生活・風俗とそれぞれの専門家の論説がありやや古いが北欧を知るには必読書。ニューバージョンはないか? |
2006年 6月11日 | 人形の家 | イプセン | 岩波文庫 | (1993) | ○ | 現在で言えばサラ金の取立てが題材?女性の開放の古典。 |
2006年 6月11日 | 北欧(ナチュラライフに出会う旅) | 植月縁 鈴木緑 | 東京書籍 | (1999) | ○ | スウェーデン・デンマーク紀行。 |
2006年 6月12日 | ムーミンのふたつの顔 | 富原眞弓 | 筑摩書店 | (2005) | △ | 日本とヨーロッパの比較など。 |
2006年 9月17日 | 漢字で入門ハングル読本 | 高木亮一 | 南雲堂フェニックス | (1994) | ○ | ハングルで使用される漢字の紹介。日本語との読み・意味の異同など学習書だが、興味深く読めた。 |
2006年 9月19日 | 日本三文のオペラ | 開高健 | 新潮文庫 | (1971) | ○ | 大阪、兵器工場跡の泥棒稼業の盛衰を描く。 |
2006年 9月21日 | サンテグジュペリの宇宙 | 畑山博 | PHP新書 | (1997) | ○ | サンテグジュペリの解説。著者は時々宮沢賢治を対比している。フランス語講座で「星の王子さま」が扱われ興味をもった。他の原本も読んでみたい。 |
2006年 9月23日 | 朝鮮民族を読み解く | 古田博司 | ちくま新書 | (1995) | ○ | 「ウリ」と「ナム」そして「ハン」。朱子学。宗族社会で共有ベクトルを持てない国の悩みの根底を経験を通じて明快に解説。 |
2006年 9月24日 | 9歳の人生 | ウィ・ギョチル | 河出書房新社 | (2004) | ○ | ソウルの貧民街に生きた筆者の9歳の時を語る。 |
2006年 9月26日 | 朝鮮史 | 梶村秀樹 | 講談社現代新書 | (1977) | ○ | 朝鮮半島の日本の侵略に対し痛烈に非難する。筆者は在日韓国人。現在生きていれば、どのような文が展開されるのだろう。 |
2006年 9月29日 | 韓国語のかたち | 増田忠幸 | 白水社 | (2002) | ○ | 広告・看板・標識・案内・新聞・天気等等の実際のハングル標記を紹介。夫々について、またCDの完全な説明があれば良いのだが。 |
2006年 9月30日 | 物語韓国史 | 金両基 | 中公新書 | (1996) | ○ | 檀君の建国神話から韓国の歴史を紐解く。「熊女のつぶやき」が各章の絞めの語りになっている。 |
2006年10月 1日 | 韓国 近い昔の旅(植民地時代をたどる) | 神谷丹路 | 凱風社 | (1996) | ○ | 日本人が知らねばならない歴史の一つかもしれない日帝時代に行なわれた事を現地の足を運んで検証する。 |
2006年10月 1日 | 恋からはじめる 韓国語 | 黄丞載 | 青春出版社 | (2004) | ○ | 韓流ブームでこのような本が出るのだろうか。内容は初級〜中級レベル。学習書に近い内容。 |
2006年10月 3日 | 雨森芳洲の涙 | 賈島憲治 | 風媒社 | (1997) | ○ | 対馬藩の朝鮮佐役雨森芳洲が関わる朝鮮通信使や貿易事件を描く。最後の章が余計な気がする。 |
2006年10月 7日 | 両班 | 宮崎博史 | 中央新書 | (1995) | ○ | 支配的エリート階層「両班」の形成過程と内実を史料に基づいて紹介する。族譜は現在の日本でいえは家系図+登記簿にあたるか? |
2006年10月11日 | ムクゲの花が咲きました | 金辰明 | 徳間書店 | (1994) | ○ | 南北朝鮮が共同して核開発し、日本が仕掛けた戦争に対し核を行使するという荒唐無稽な推理小説。 |
2006年10月12日 | 兼若教授の韓国案内 釜山湾に帰れません | 兼若逸之 | 集英社 | (2003) | ○ | 初学者向けの韓国案内。 |
2006年11月12日 | ギリシャ四季暦 | 近藤まさたろう | 東京書籍 | (1996) | ○ | タベルナ・ライキなど日常生活やギリシャ人気質を紹介。 |
2006年11月25日 | 南米 世界遺産紀行 | 斎藤奈緒子 | 彩図社 | (2003) | ○ | 南米の世界遺を巡る忙しい旅。文の表現が荒い。 |
2006年11月27日 | メルヒェン | へッセ(高橋健二訳) | 新潮文庫 | (1996) | ○ | アウグスツス(NHK講座)、詩人、笛の夢、別な星の奇妙なたより、苦しい道、夢から夢、ファルドム、アヤメ、ピクトルの返信、ヘッセのメルヒェンからは思想が感じられる。 |
2006年11月28日 | スペイン紀行 | アンダ知宏 | 未来社 | (1991) | ○ | 写真家の車を主にした旅行記。スペインに寄せる筆者の独特な感性に惹かれる。 |
2006年12月10日 | ロッキー山脈踏破行 | イザベラ・バード | 平凡社 | (1997) | ○ | 19世紀末にイギリス婦人が馬でロッキー山脈を行く。西部劇の時代、女性の一人旅に驚く。日本や韓国にも足跡があるという。 |
2006年12月10日 | パタゴニア探検記 | 高木正孝 | 岩波書店 | (1995) | ○ | チリ・日本の合同隊が極地法でアンナーレス山とパタゴニア横断に挑戦する。 |
2006年12月10日 | カナディアンロッキー ハイキング案内 | 益田幸郎・永野晴子 | 山と渓谷社 | (2001) | △ | カナディアンロッキーは何れ訪れてみたい。日本ではこんなガイドブックはあまり出版されていない。他にこんな本はないのだろうか? |
2006年12月17日 | 唐詩の名作30選 | 呉川・王保東 | 中経出版 | (2005) | ○ | 中文を学んでせいか漢詩も少し理解しやすくなった。訓読み解説は寧ろ煩わしく感じる。 |
2006年12月19日 | 神曲 | ダンテ(山川丙三郎訳) | 岩波文庫 | (1997) | △ | 大正時代の訳者。漢・古文調で読難く地獄編途中でギブアップ。 |
2006年12月19日 | 気象予報士試験(実技) | 新田尚(監修) | オーム社 | (2006) | ○ | 待望の実技解説の書。受験テクが網羅されており何度か繰り返す必要がある。 |
2006年12月20日 | 星の王子さま | サン=テグジュペリ(倉橋由美子 訳) | 宝島社 | (2005) | ○ | 中級フランス語講座で扱われたので邦語訳を読んでみた。原語のニュアンスが十分伝わらない部分もあり訳者の苦労が偲ばれる。 |
2006年12月21日 | 神曲 | ダンテ(挿絵:ダリ 谷口江里也 訳) | JICC出版 | (1991) | ○ | 漫画の感覚で一気に読める。ダリの挿絵も素晴らしい。訳者の企画・構成力を賞賛したい。 |
2006年12月22日 | 鈴鹿の山 万能ガイド | 西内正弘 | 中日新聞社 | (2006) | △ | コンパクトで網羅的。筆者の最終版かなぁ。 |
2006年12月25日 | 花のデカメロン | 阿刀田高 | 光文社 | (1987) | △ | 三面記事、週刊誌的な捉え方。 |
2006年12月25日 | シモネッタ デカメロン | 田丸久美子 | 文芸春秋社 | (2005) | △ | 上記、阿刀田氏と同様な内容で進歩性・面白味に欠ける。 |
2006年12月25日 | 気象予報士になる | 大田陽子・高橋祐介・加藤順子 | 栢A済堂 | (2005) | ○ | この手の本としては、具体的な例題もあり充実している。 |
2006年12月26日 | CD読本 金の鶏 | プーシキン(絵:ナザルーク) | 未知谷 | (2004) | ○ | 日本語話者とロシア語話者が交互にならないものか? |
2006年12月30日 | 信 | 劉慶邦(小林二男) | NHKラジオ講座 | (2006) | ○ | バツ1同士の夫婦の亀裂と1951年生まれの作者の生きてきた背景とが描れる。NHK中国語ラジオ講座で扱われた。 |